排ガス規制に消えた幻の「2ストローク」が復活! 価格は700~990万円、超高級なのに欲しくなるオーラ満々だ
1980~1990年代に日本でも圧倒的なパフォーマンスを発揮した、2ストロークサイクルエンジン搭載のスポーツモーターサイクル。排気ガス規制の強化により行動から姿を消していたが、このたび新たなモデルが登場した。
希望小売価格は750~990万円
なお、今回日本での総代理店を務めるモータリスト合同会社(東京都大田区)から市販されるモデルは、エンジンを開発したVins Sri社によるものが保安部品を装備することで公道走行を可能としたヴィンス・ドゥエチンクアンタ(250の意味)ストラーダと、保安部品なしの純レーサーであるコンペティツィオーネの2タイプ。
両者ともにフレームはCFRPコンポジットモノコック。エンジンその他のメカニカルスペックは基本的には同じであり、違いは前者が105kg、後者が102kgという車両重量のみである。
さらに他には、イギリスのコンストラクターであるランゲン・テクノロジーから、同じVins製のエンジンをユニークなアルミパイプフレームに搭載したランゲン・ツーストロークもリリースされる。
こちらもエンジンのスペックは変わらないが、シャシーのデザインが個性的なパイプフレームなのに加えてフロントにはあえて正立タイプを採用するなど、クラシカルなイメージを備えている。車重は119kgとヴィンス製を上回っているものの、客観的に見れば十分に軽量ボディである。
気になる日本国内での希望小売価格は、ヴィンス・ドゥエチンクアンタ・ストラーダが990万円。同じくコンペティツィオーネが750万円(いずれも消費税込み)。ランゲン・ツーストロークが800万円(消費税込み)だ。