新横浜駅へのアクセスが飛躍的にアップ! まだまだ知られていない「相鉄・東急直通線」の開業効果とは
相鉄・東急直通線の開業に向けた課題

相鉄・東急直通線が開業すると、利便性が大幅に向上する。ただ、それだけでは万全盤石とはいえない。
東急側は東急新横浜線の起点となる日吉は、東横線の特急のみ通過するのがネックだ。例えば、東横線の特急と相鉄・東急直通線の列車がホーム上で接続を図ることで、利便性がさらに向上する。
一方、相鉄側はややこしい問題が生じる。相鉄・東急直通線、相鉄・JR直通線とも、武蔵小杉、渋谷、池袋を通るため、誤乗の恐れがあるからだ。目的地の駅が同じでも、運賃が異なる可能性が高い。参考までに、渋谷~武蔵小杉間の大人運賃はJR東日本310円(IC308円)、東急200円(IC199円)で、後者が安い。
加えて相鉄は相鉄・東急直通線用の20000系(東横線直通用の10両編成)と21000系(目黒線直通用の8両編成)、相鉄・JR直通線用の12000系(すべて10両編成)とも、車体のカラーリングがYOKOHAMA NAVYBLUEなので、特に誤乗を招きやすい。
誤乗防止策として、駅の行先案内表示器や案内放送、車内の旅客情報案内装置や自動放送などで、
「この電車はJR線方面にはまいりません」
などと口酸っぱく案内することが必要不可欠である。
車両のデジタル方向幕もフルカラー発光ダイオード(LED)が多いことから、行先の色について、相鉄・JR直通線の列車は埼京線のラインカラーと同じ深緑、相鉄・東急直通線は東急新横浜線のラインカラー(現時点未発表)で表示することも一考だ。また、駅の改札やホームに相鉄・東急直通線の車両、相鉄・JR直通線の車両の前面や側面のイラストを掲示するなど、乗客へのわかりやすさも必要だ。
相鉄・東急直通線の開業まで、あと8か月。首都圏の交通アクセスが大きく変わる。東京、大手町、菊名、新横浜など、人の流れも大きく変わるのは想像に難くない。