3時間の非日常! 愛媛と大分結ぶ「れいめい丸」の旅、船窓にはみかん畑、風車、工場夜景も

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6月23日に就航を開始した新造船「れいめい丸」。その内部はどのようになっているのか。

九州航路に登場した新造船

6月23日に就航した「れいめい丸」(画像:若杉優貴)
6月23日に就航した「れいめい丸」(画像:若杉優貴)

 宇和島運輸フェリーの八幡浜~別府航路に新造船「れいめい丸」が2022年6月23日、就航を開始した。100年以上の伝統がある航路に投入された新造船。一体どういった特徴があるのだろうか。

 宇和島運輸は1884(明治17)年に設立。別府には翌1885年に就航(関西から別府経由宇和島)しており、約140年もの歴史がある。なお、宇和島運輸といえども現在は宇和島市には就航しておらず、本社・母港はともに愛媛県の西端に位置する八幡浜市に置かれている。現在は大分県の別府国際観光港・臼杵港と八幡浜港を結び、そのうち八幡浜~別府航路は1日6往復・所要時間は約2時間45分前後となっている。

 今回就航するれいめい丸は内海造船(広島県尾道市)で建造されたもので、総トン数2718t、全長121.4m、全幅16.0m、旅客定員は586人、車両積載能力は乗用車換算で160台。輸送力的には2017年に就航したあけぼの丸など、近年の宇和島運輸の既存船とあまり変わらない。

 性能面も、ダイハツディーゼル製 6DKM-36e型 ディーゼル機関(連続最大出力3310kW)2基2軸を搭載し、航海速力20.2ノット(時速約37km)、横揺れ低減のためのフィンスタビライザやエネルギー効率向上のためのエコキャップ・船尾フィンなどを装備している点はあけぼの丸と同様だ。

 なお、れいめい丸の就航により、代替として2001(平成13)年に就航した「えひめ」は役目を終える。ちなみにこのえひめは総トン数2486tとれいめい丸よりも一回り小さかった。

 それでは、これまでの宇和島運輸の船と異なった「れいめい丸ならでは」の特徴はあるのだろうか。実際に入船して探ってみた。