「ETCカード」持っている人、たった4割! アンケート調査で明らかに

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ファブリカコミュニケーションズが「ETCカードに関するアンケート」の結果を発表。38%の人が「ETCカードを持っている」と回答した。

男女300人を対象に実施

インターチェンジ(画像:写真AC)
インターチェンジ(画像:写真AC)

 ファブリカコミュニケーションズ(愛知県名古屋市)は7月11日、「電子料金収受システム(ETC)カードに関するアンケート」の結果を発表、38%の人が「ETCカードを持っている」と回答した。

 調査は、同社が運営する「CarMe(カーミー)」と「CARPRIME(カープライム)」上で、日本全国在住の男女300人を対象に行われた。

 まず「ETCカードを持っていますか?」の問いに、「ETCカードを持っている」と回答した人は調査をした300人中、114人で38%だった。車を運転する人(190人)に限っても、ETCカードを持っている人は60%で、持っている人は意外と少ない結果だった。国土交通省の調査では、2022年4月のETC利用率(料金所を通過した車のうちETCを利用した車の割合)は93.9%だった。車に乗る人でも、高速道路を利用しない場合にはETCカード発行しない場合も多いと推測される。

「利用しているETCカードのタイプは?」の問いに、78.7%はクレジットカードに付帯するETCカードを所持していた。クレジット機能のないETCパーソナルカードも21.3%が利用していた。クレジットカードに付帯するETCカードはポイントがたまりやすく便利なこと、後払いで良いことなどから、多くの人はクレジットカード付帯型ETCカードを選んでいると推測できる。

 最後に「ETCカード選びで重視したことは?」の問いに、84人が重視すると答えた年会費が最多だった。続いて、47人がポイント還元率が重要と回答した。発行までにかかる日数(18人)、審査を受ける必要があるか(19人)、というふたつのポイントを重視した人は少数派と考えられるETCカードを選ぶ時には、お得に利用できるかを重視している方が多いようだ。

 2022年4月、首都高速道路は35か所の料金所での「ETC専用化」を開始した。2030年度には全ての入り口をETC専用にするという目標も掲げている。

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