ロータリーエンジンは「マツダ」だけじゃなかった! とある独メーカーが社運を賭けた「奇跡の1台」とは

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マツダの代名詞的存在だった「ロータリー・エンジン」。その誕生の歴史は、昭和30年代までさかのぼる。

すでに無き市販車、世界的希少価値に

 その結果、847台生産されたGSビロトールの中で、動態のまま現在も維持されているのは極少数というレアモデルとなっている。

 また旧ソ連とロシアでも国営企業VAZが開発した、NSUパテントとは無関係な(すなわち海賊版の)ヴァンケル・ロータリーエンジンが、ラーダの主要モデルとGAZの一部のモデルに搭載され、1970年代半ばから21世紀の初め頃まで生産されていたと言われているが、その詳細はハッキリとはしていない。

 いずれにしろ生産年数が長期に及んでいることから、それなりに独自の改良と改修が行われていたことは間違いない。

 ヴァンケル・ロータリーエンジンを搭載した市販車は、現在のところ完全に姿を消してしまった一方、過去に生産されたマツダ車の多くはコアな層というべき熱心なファンを多く集め、世界的なコレクターズアイテムになりつつある。

 こうしたマニアックな需要以外の次世代製品はというと、コジェネシステムなどの産業用のコンパクトな動力源、電気自動車用のバッテリー充電用補助エンジンであるレンジエクステンダーなど、汎用性の高い動力源としての未来にはまだ可能性が残っている。

 ヴァンケル・ロータリーエンジン、いまだ発展中ということなのかもしれない。

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