地下鉄七隈線「博多延伸」に沸く福岡市 市街地の再開発活況も、沿線の環境整備が先決だ
福岡市内で地下鉄七隈線延伸の工事が進んでいる。開業は2023年3月で、地元では盛り上がりを見せている
需要アップのカギは「櫛田神社前駅」

延伸で期待されるのは、博多駅西側にあるショッピングモール「キャナルシティ博多」付近に駅ができることだ。
同モールには、ユニクロや無印良品、ZARA、ニトリなどの人気店が集まっている。これほど便利なショッピングモールは全国でも例をみない。福岡市の利便性の高さを象徴する施設だ。このキャナルシティ博多に隣接してできるのが櫛田神社前駅で、七隈線への需要は同駅の開業で相当高まると考えられている。
これに加えて博多駅周辺で実施されてきたのが、ビルの容積率を緩和する再開発促進構想「博多コネクティッド」だ。これにより、博多駅から半径500mのエリアでは高さ制限が緩和され、高層ビルの建設も進んでいる。
例えば、JR九州は博多駅南側の在来線上に複合ビルの建設を計画している。このビルは、2011(平成23)年に開業した現在の駅ビル「JR博多シティ」に続くものだ。計画は2019年3月に発表されていたものの、コロナ禍で続報もなく進展が危ぶまれていた。
しかし、2022年3月に改めて「博多駅空中都市プロジェクト」として建設することが発表された。計画ではビルは12階建てで、オフィスと高級ホテルが中心に。完成は2028年末の予定だ(『朝日新聞』2022年3月17日付朝刊西部地方版)。