自転車の事故「電動アシスト」タイプが最多 バッテリー焼損や転倒など、重傷事故が過半数

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電動アシスト自転車の販売が好調な一方で、事故の報告件数も少なくない。運転の際に注意すべきポイントとは。

独立行政法人が注意喚起

電動アシスト自転車のイメージ(画像:写真AC)
電動アシスト自転車のイメージ(画像:写真AC)

 近距離移動に便利な小型モビリティとして電動アシスト自転車の販売が好調だ。一方、それに伴い、事故の報告も少なくない。製品評価技術基盤機構は、正しく乗って事故を防ぐよう呼び掛けている。

 同機構によると、2017年以降の販売数量の推移は、軽快車(いわゆるシティ車)、その他自転車(マウンテンバイクやミニサイクル、幼児車など)と比較し、電動アシスト自転車が顕著に増加している。

 同時に、2017~2021年の5年間に電動アシスト自転車に関する事故の報告件数は366件。具体的には、走行中の転倒やバッテリーの焼損事故などだった。5年間で、いずれも電動アシスト自転車の報告が最多だった。

 被害状況は、重傷が53%と過半数だった。

 同機構は、電動アシスト自転車を運転する際に気をつけるポイントとして、

・操縦に慣れるまでは人の多い道や坂道などで乗らない
・またがってからこぎ出す(けんけん乗りをしない)
・バッテリーを確実に取り付ける
・乗車前の点検を行う
・最新のリコール情報を確認する

などを挙げている。

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