富士ウェーブ、世界初「電界結合方式によるEVワイヤレス走行中給電」の実証実験に向けて、5者連携協定を締結

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ワイヤレス給電システムを研究・開発する富士ウェーブは5月25日、世界初の電界結合方式によるEVワイヤレス走行中給電の本格的な実証実験を行うと発表した。

全長約500mの周回コースで実証実験

富士ウェーブの企業ロゴ(画像:富士ウェーブ)
富士ウェーブの企業ロゴ(画像:富士ウェーブ)

 ワイヤレス給電システムを研究・開発する富士ウェーブ(山梨県富士吉田市)は2022年5月25日、世界初の電界結合方式によるEVワイヤレス走行中給電の本格的な実証実験を行うと発表した。

 実証実験は、日本航空学園(同県甲斐市)の敷地内に全長約500mの周回コースを設けて行われる。EVのワイヤレス走行中給電は、バッテリーEV車や燃料電池車と比べて、利便性・安全性・環境性に優れる。そのなかでも電界結合方式のワイヤレス給電は、EV走行中給電に適した方式とされている。

 これを機に、ワイヤレス給電技術の活用を通じた「山梨県の産業振興のさらなる推進」を目的に、山梨県と甲斐市、日本航空学園、富士山の銘水と産学官の5者連携協定を締結した。5者連携協定は今回の実証実験だけでなく、同学園敷地内において並行して他ふたつの事業も行う。

 富士ウェーブでは、電界結合方式のワイヤレス給電技術を今後10年間で、2兆円の市場規模まで拡大していく構えだ。

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