「月極駐車場は歩いて探します」 4割超がいまも“現地を歩く”理由――スマホでは埋まらない近所のリアルとは?
賃貸市場において「住まいと車の距離」が激変している。アットホームの調査では、車所有者の75.8%が物件付帯駐車場を選好する一方、探し方の首位は依然として「足(41.9%)」という情報のミスマッチが露呈した。7割超が求める「空き状況のリアルタイム化」が、不動産と移動を繋ぐ新たな経済圏を生む鍵となる。
賃貸における駐車場利用の実態

賃貸住宅を選ぶとき、駐車場の有無は暮らしの質を左右する大きな要素だ。不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)が、ここ5年以内に賃貸へ移り住んだ18歳から59歳の男女を対象に調査を行った。対象は、月に1回以上カーシェアを使う生活を1年以上続けている301人と、自家用車を持つ542人の計843人だ。
分析の結果、車を持つ人の75.8%が物件付帯の駐車場を選び、近隣の月極駐車場を借りる層は20.7%となった。この選択の裏には、生活圏全体をひとつの移動の場として捉え、住まいと移動手段をシームレスにつなごうとする意識が働いているだろう。
今回は駐車場の利用実態やニーズを追い、住まいと車が交差する場所で起きている変化を浮き彫りにしたい。