「月極駐車場は歩いて探します」 4割超がいまも“現地を歩く”理由――スマホでは埋まらない近所のリアルとは?
賃貸市場において「住まいと車の距離」が激変している。アットホームの調査では、車所有者の75.8%が物件付帯駐車場を選好する一方、探し方の首位は依然として「足(41.9%)」という情報のミスマッチが露呈した。7割超が求める「空き状況のリアルタイム化」が、不動産と移動を繋ぐ新たな経済圏を生む鍵となる。
リアルタイムな空き情報の需要

不動産会社には、日々の動きを支える拠点の提案が求められている。
カーシェア利用者の53.1%は、よく使う場所まで徒歩5分以内の環境にあり、利用目的は休日レジャー(46.5%)や個人間貸し借り(47.8%)と多様だ。利用者の7割以上がガソリンスタンドや駐車場所を事前に把握したいと考えており、ステーションの位置を軸とした家探しへの関心も74.1%に達する。
車所有層でも物件駐車場の空き確認(71.6%)や近隣の空き状況(71.4%)への要望は強く、通勤・通学利用者も目的地までの距離を具体的に把握したがっている。利用者は「そこにあるか」だけでなく
「今、本当に使えるか」
という生きた情報を欲しており、仲介現場での正確な情報提供が住む人の移動体験そのものを支える。物理的な確認に頼る現状は過渡期にあり、今後は散在する情報がデジタルプラットフォームへ集約され、より淀みのない移動の仕組みへと進化していくはずだ。