「月極駐車場は歩いて探します」 4割超がいまも“現地を歩く”理由――スマホでは埋まらない近所のリアルとは?

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賃貸市場において「住まいと車の距離」が激変している。アットホームの調査では、車所有者の75.8%が物件付帯駐車場を選好する一方、探し方の首位は依然として「足(41.9%)」という情報のミスマッチが露呈した。7割超が求める「空き状況のリアルタイム化」が、不動産と移動を繋ぐ新たな経済圏を生む鍵となる。

物件付帯の利便性と現地の探索

カーシェア利用者・車所有者のリアル調査(画像:アットホーム)
カーシェア利用者・車所有者のリアル調査(画像:アットホーム)

 住まいと車の置き場所が一体となった形が主流だが、必要に応じて外のスペースも活用する層が3.1%存在する。費用面では物件付帯が月平均1万1650円、近隣月極が1万2711円とその差は約1000円だ。

 この差より、入居当日から確実に駐車できる安心感や、玄関を出てすぐに出発できる利便性が何物にも代えがたい価値となっている。所有台数は1台が78.1%と大半を占め、家と車は切り離せない関係にある。

 一方、近隣の月極駐車場の探し方は、物件周辺を実際に歩いた人が41.9%で最も多く、不動産会社からの情報(38.8%)を上回る。専用サイトでの検索(35.7%)やポータルサイトの活用(21.7%)、地図アプリ(14.0%)も使われるが、情報の物理的制約から依然として

「足」

が頼りにされている。この実態はデジタルの力が入り込む余地を物語っており、不動産情報と現地の状況を橋渡しする流れが整えば、探し方はよりスマートな形に変わるだろう。

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