「静岡空港を世界と直結させます」 ANA事実上撤退、どう打開? 3年で11倍成長の決済規格は変化を生めるのか

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地方空港の生き残り戦略として、富士山静岡空港はクレジットカード「クレカ乗車」を導入。2026年2月の利用件数は598万件に達し、空港到着後の移動効率と地域経済活性化を同時に狙う。

クレジットカード決済の影響

富士山静岡空港(画像:写真AC)
富士山静岡空港(画像:写真AC)

 クレジットカードという決済手段は、地方空港の運営にも影響を及ぼす。日本は火山島で形成された国であり、山を越えた拠点間を最短時間で移動するには空路が欠かせない。大都市だけでなく、中小都市にも空港が存在することは、地域の利便性を維持する上で重要だ。しかし地方空港が採算を確保するのは容易ではない。富士山静岡空港(静岡県牧之原市)は、その収益性の問題に直面している。

 この課題に対し注目されるのが、現在「クレカ乗車」として社会インフラ化が進む、クレジットカードのタッチ決済乗車システムである。支払いの手間を省き、地域の交通網を世界標準のネットワークに接続することは、国内外の利用者の流れを滑らかにし、空港の稼働率を高める具体的な手段となる。

 2026年2月の月間利用件数は598万件に達し、3年前の11倍に成長しており、この仕組みの潜在力を示している(『Impress Watch』2026年3月9日付け)。

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