韓国に惨敗! 交通行政の限界が生んだ「1万台の差」――日本の横断歩道は本当に安全か
大阪・守口市に日本初の「埋込型信号」が登場した。横断歩道に埋め込まれたLEDは、高齢者や子どもなど交通弱者の視線に入りやすく、薄暮時や視界不良でも安全性を高める。韓国では導入で事故率13%減、スクールゾーンでは24%低減の実績もある。
学校周辺での事故抑制効果

埋込型信号は、交通弱者の安全性を高める次世代インフラとして海外でも注目されている。韓国やシンガポール、欧州で導入が進み、特に学校周辺での事故抑制に効果を示している。
韓国では2025年までに
「累計1万3000台以上」
が設置され、インチョン市では自動車と歩行者の事故が13.2%減少し、スクールゾーンでは24.4%低下したと報告されている。歩道に埋め込まれたLEDは歩行者信号と連動して緑と赤に変化するため、歩行者は目線を上げずに信号の状況を確認できる。この仕組みは、子どもや高齢者など視点が低い歩行者に特に有効だ。
オランダ西部のボーデグラヴェン・レーウェイクでも、学校周辺で試験運用が進められている。LEDが歩行者信号に連動して色を変える仕組みで、事故防止効果が確認されれば、さらに広域での導入も検討される見通しだ。
近年の歩行者行動の変化も導入の背景にある。スマートフォンを見ながら歩く人が増えており、視線が下向きになるため、埋込型信号による注意喚起は有効な手段となる。一方で韓国では信号の故障により、床信号だけを見て横断する歩行者が事故に遭う事例も報告されている。このことから、信号設置に加えて歩行者の意識改善や教育も重要であることが示される。
学校周辺の安全対策としての効果に加え、こうした導入事例は都市計画や教育政策と連携することで、地域全体の交通安全戦略に貢献できる可能性がある。