購入後「1年以内に売られる新車」トップ10! 早期売却の背景に何が起きているのか?
高級ブランドに広がる早期売却の常態化

初年度売却率が最も高い大衆車のトップ10は以下のとおりだ。
・1位:MINI・クラブマン:11.4%
・2位:三菱・ミラージュG4:8.6%
・3位:マツダ・CX-70:7.2%
・4位:MINI・カントリーマン:6.7%
・5位:現代・ソナタ:6.4%
・6位:マツダ・CX-90:6.4%
・7位:現代・サンタクルーズ:6.4%
・8位:トヨタ・GRカローラ:6.3%
・9位:ジープ・チェロキー:6.3%
・10位:MINI・ハードトップ4ドア:6.3%
前述のブラウアー氏は、大衆車といえども価格が4万ドル(約600万円)を超えるケースが多いため、家計への負担が大きくなっていると指摘する。新車ローンの月額が700ドル(約10万円)を超えると、多くの購買層が支払いに追われ、短期間での売却に至る可能性が高まるという。
1年以内に転売される可能性が最も高い自動車ブランドのトップ10は以下のとおりだ。
・1位:ポルシェ:16.0%
・2位:ジャガー:10.7%
・3位:メルセデスベンツ:9.1%
・4位:ランドローバー:8.9%
・5位:インフィニティ(日産):6.5%
・6位:BMW:6.2%
・7位:ジェネシス(現代):6.1%
・8位:アウディ:6.0%
・9位:MINI:6.0%
・10位:マセラティ:5.7%
ブラウアー氏によれば、上位12位まですべて高級ブランドが並んでおり、高級車が最も早期売却されやすいという傾向を示している。気まぐれな購買行動だけでなく、デモカーの登録や販売台数を押し上げるための会計処理など、ディーラー側の事情も背景にある可能性を指摘する。
新車が短期間で売却される理由は一様ではない。ただ、こうした車両は中古市場では魅力的な存在になる。新車価格を大きく下回りながら、状態は新車に近い。購入する際は新車保証がどれだけ残っているかを確認する必要がある。
いずれにしても、新車を1年以内に手放すのは本意ではないはずだ。想定外の出費や後悔を避けるためにも、購入前の検討と維持費の見積もりを慎重に行うことが求められるだろう。