購入後「1年以内に売られる新車」トップ10! 早期売却の背景に何が起きているのか?

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新車の3.6%が1年以内に転売されるなか、特定モデルでは売却率が10~28%に跳ね上がる。最新分析では高級車に早期売却が集中し、家計負担の増大やディーラーの登録戦略が背景にあることが示された。中古市場で存在感を増す“初年度離脱車”の実像に迫る。

新車1年以内転売の実態

自動車(画像:Pexels)
自動車(画像:Pexels)

 多くの車好きにとって、新車の納車は特別な体験だ。しかし、その高揚感が長く続くとは限らない。最新の調査では、新車購入から1年以内に手放される車種が一定数存在することが明らかになった。

 米国の自動車調査サイト「iSeeCars.com」は、2022~2025年モデルを対象に、2023年と2024年の新車販売1850万台超を分析した。車両識別番号(VIN)を基に、納車から4か月後から1年の間に中古市場へ移った車両を特定した。走行距離4000マイル(約6400km)未満の中古車や、生産終了モデル、大型車、超高級車、少量生産モデルは分析対象から外した。

 分析の結果、1年以内に売却される可能性が最も高い10車種が抽出された。これらの車種は中古市場で再流通する割合が平均を大きく上回った。調査では新車の平均3.6%が1年以内に転売されていたが、該当車種は10%を大きく超えていた。

 売却の背景は単純ではない。「iSeeCars」のエグゼクティブアナリストであるカール・ブラウアー氏は、買い手の経済的事情に加え、ディーラーの販売戦略が影響している可能性を指摘する。販売実績を伸ばす目的で、一部のディーラーがデモ車を「販売済み」として登録するケースもあるという。

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