「ヘッドライトまぶし過ぎ」の正体! なぜSUVとLEDは「光の壁」を作るのか?

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自動車ヘッドライトの高性能化が進む一方、LEDや青白光の普及で「まぶし過ぎ問題」が顕在化している。英国調査では夜間運転中の33%が運転回数を減らし、日本でも光軸ずれやオートハイビーム不具合が安全課題となっている。

LED普及と光害リスク

ヘッドライトのイメージ(画像:Pexels)
ヘッドライトのイメージ(画像:Pexels)

 自動車のヘッドライトは近年、大きな進化を遂げている。現在はLEDが主流となり、省エネでより明るいレーザーヘッドライトも登場している。しかし、性能向上は一方で新たな課題を生んでいる。ヘッドライトの“まぶし過ぎ問題”だ。

 英バークシャーに拠点を置くTransport Research Laboratory(TRL)が2025年10月に発表したリポートによると、多くの英国人ドライバーが車のヘッドライトを明るすぎると感じ、対向車のライトで目がくらむ体験を繰り返しているという。

 TRLで研究を率いたショーン・ヘルマン氏は、この調査がライトのまぶしさが英国のドライバーにとって深刻な問題であることを示す「説得力のある証拠」だと説明する。こうした現象は

「ヘッドライトグレア(headlight glare)」

と呼ばれ、特にLEDライトの普及にともない深刻化している。ヘッドライトの光量や照射範囲には基準があるものの、夜間運転でまぶしさを訴えるドライバーは多い。

・特定のヘッドライト
・大型車との対面時

に問題が集中して報告されており、安全運転上の課題となっている。

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