日産「エクストレイル」25周年! なぜ「手頃SUV」は姿を消したのか? 高価格化と電動化の影響を考える

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日産エクストレイルは、1999年の初代登場以来、手頃な価格のタフSUVから最先端電動SUVまで進化を遂げ、国内SUV市場の拡大を牽引。4代目はe-POWER搭載で北米でも販売基盤を確立し、価格400万円前後でも中古流通や技術革新が示す経済的価値は高い。

プラットフォーム共有の功罪

北米で販売される日産「ローグPHEV」(ローグはエクストレイルの北米名)。三菱アウトランダーPHEVのOEM販売だ(画像:日産自動車)
北米で販売される日産「ローグPHEV」(ローグはエクストレイルの北米名)。三菱アウトランダーPHEVのOEM販売だ(画像:日産自動車)

 価格上昇により従来の買いやすいSUVを求める層は他モデルへ流れる傾向が見られる。プラットフォーム共有は整備現場でのメリットを生み、部品共通化によるコスト低減や修理効率の向上を可能にする。一方で、車の個性が薄れたとの指摘もある。

 高価格化による顧客離れの懸念や、共通化による魅力低下の声もあるが、エクストレイルのブランド価値を考えれば、簡単な批判で片付けられない。

 電動化や先進技術の導入にはコストがともない、価格設定もそれに応じたものとなる。低価格帯SUVの役割はキックスなど後進モデルに委ねる戦略が適切である。

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