1987年の映画『シャコタン・ブギ』 クラウンもフェラーリもクオーレも並ぶ狂宴! バブル期自動車文化の言語化された混沌とは

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1987年、バブル期の日本で公開された映画『シャコタン・ブギ』と主題歌は、改造車と夜の街を舞台に若者文化の熱気を映し出した。38年を経た今も、歌詞に並ぶ40車種以上の車名が時代の記号として鮮烈に残り、経済と文化の交差点を示す記録として響き続けている。

シャコタン・ブギの永続力

映画『シャコタン・ブギ』(画像:東映)
映画『シャコタン・ブギ』(画像:東映)

 1987(昭和62)年夏、東映の実写映画『シャコタン・ブギ』の公開にあわせ、ロックンロールユニットCassys(キャシーズ)のテーマ曲「シャコタン・ブギ」がリリースされた。この曲は当時の若者文化の最先端を映し出していた。

・派手に改造された車
・夜ごと繰り広げられるナンパ
・音楽

が一体となり、街の熱気をそのまま切り取った作品だった。しかし公開から38年が経った今も、この曲は懐メロにとどまらず、独自の鮮度を保っている。

 その理由は単純なノスタルジーではない。むしろ歌詞に散りばめられた

「自動車の名前」

が、この曲を時代の記憶に閉じ込めず、未来に向かって響き続ける力になっているのだ。

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