日産リーフが「英国EVランキング」で首位! 圧倒的信頼性の理由とは?――保険請求率3%の実態を考える

キーワード :
,
EV普及にともない、修理費用や保険料で内燃機関車との差が鮮明になった。日産リーフは保険請求率3.06%で信頼性トップも、平均修理費は約17万円。燃料費だけでなく総所有コストを見据えた購入判断が求められる。

EV時代の維持費負担

日産自動車のロゴマーク。2022年1月14日撮影(画像:時事)
日産自動車のロゴマーク。2022年1月14日撮影(画像:時事)

 郊外の国道を走れば、カー用品店やタイヤショップが目に入る。車のオーナーであれば、こうした店を何度も利用した経験があるはずだ。

 店頭には純正品だけでなく、各社のサードパーティ製パーツ(純正メーカー以外の企業が製造・販売する自動車部品やアクセサリー)も揃う。総じて品質は均一ではないが、廉価品を選ぶことも可能だ。こうした店と商品は、いわば車社会の充実ぶりを象徴している。賢く活用することが望ましい。

 しかし、電気自動車(EV)に乗り替えると状況は変わる。EVは概してガソリン車より重く、安価なタイヤは選びにくい。すでにタイヤメーカー各社はEV専用タイヤを発売しているが、従来型タイヤより価格は高めだ。

 パーツも同様にコストがかかる。英国の調査では、日産リーフなど一部のEVは信頼性が高いものの、修理費用は内燃機関車(ICE車)よりも大幅に高くなるという結果が出ている。EV購入者は燃料費の節約だけでなく、修理・維持費を含めた総所有コストを見据える必要がある。

全てのコメントを見る