「ガラ悪い」「面倒臭そう」 彼氏のクルマが「改造車」だったら恥ずかしい?――2000人調査が示す偏見を考える
全国の20~30代男女2060人を対象とした調査で、婚活中女性の32%が「異性の改造車は好ましくない」と回答した。清潔感や快適性は評価される一方、制度や中古市場、保険制度の制約が否定的印象を強める。改造車文化は社会的構造と結びつき、再評価の余地を残す。
改造車と婚活の壁

2024年の調査では、全国の20~30代男女の約26%が、異性のクルマは改造していない方が望ましいと答えた。
清潔感が最も重視される一方で、改造車には否定的な印象が根強く残る。単なる趣味の好みの違いを超え、制度や経済、文化といった複雑な背景が影響していることが伺える。
では、「彼氏のクルマが改造車」という状況は、本当に恥ずかしいのだろうか。
日本改造車市場の壁

ウェブメディア『KURU KURA』は、全国47都道府県の20~30代男女2060人を対象に、若者のクルマと恋愛事情について調査した。調査は2024年2月16日から22日まで、インターネットで実施された。全国の20~30代男女2060人のうち、約26%が「異性のクルマは改造していない方がいい」と回答し、婚活中の女性に限ればその割合は32%に達した。回答者からは
「改造をしているのはガラが悪い」
「改造している人は面倒臭そう」
「変に改造するとダサくなってしまう」
「タイヤを八の字にしていたら嫌」
といった辛辣なコメントが寄せられた。
日本では1980年代から1990年代にかけ、暴走族文化や違法改造が社会問題化した。その影響で、
・マフラー音
・極端な車高調整
は反社会的行為と結びつけられ、世代を超えて記憶が残る。行政の規制強化も
「改造 = 違法・危険」
という意識を加速させた。
一方、欧米ではチューニング文化が自動車趣味の健全な延長として認められる例が多い。合法的なカスタマイズが自動車産業の一部として成立しているのに対し、日本では規制と社会的偏見の影響で市場は限定的な状況にとどまる。