「月900円」で鉄道・バス乗り放題! 台湾政府が「激安定期券」に巨額投資する根本理由

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台湾政府が2023年に導入した共通定期券「TPASS」。人口1000万都市圏を含む10地域で鉄道・バス・船・自転車まで乗り放題、月最安約900円。渋滞と大気汚染を抱えるバイク天国の公共交通利用を5%押し上げ、沿線経済にも影響を与え始めている。

観光客向け交通革命

 前述のとおり、TPASSは台湾国民以外の観光客でも購入可能だ。

 例えば花蓮県に数日滞在し、

・花蓮市内の歴史建築や夜市
・市外・郊外の太魯閣渓谷(地震で一部閉鎖中)
・花蓮製糖工場
・日本人移民村
・北回帰線

などの観光地を周遊する場合でも、TPASSを使ったほうが交通費が安くなる場合がある。

 購入方法は簡単だ。主要駅やバスターミナルのカウンターで

「月票を購入したい」

と伝えればよい。一部のコンビニでも購入可能だ。地域によっては、手持ちの悠遊カードなど交通系ICカードに搭載できる場合もある。

 台湾では、鉄道・バス・船・自転車まで含む、あらゆる交通機関をまたぐ定期券が利用できる。日本ではほとんど見られない便利な仕組みだ。台湾滞在の機会がある人は、TPASSを購入してその利便性を体感してみてはどうだろうか。

●参考文献
・影響公共運輸定期票 選擇行為因素之探討
・TPASS上路滿月!這一站竟受惠最多 房價飆漲45%
・不只七都房價高 這些縣市預售總價都破千萬
・TPASS助攻房市 蛋殼區也沾光
・TPASS月票引活水 機捷房價凹陷區推案熱
・開學通勤潮!TPASS閘口不足惹民怨 臺鐵通勤「這幾站」房價最實惠
・TPASS問題紛陳 政策還須再進化
・TPASS上路三個月 傳預算不足「5億經費缺口」
そのほか、台湾政府交通部公路局をはじめとした政府・事業者のTPASS関連ウェブサイト
王昱堯・頼進貴(2022):『従資訊地図看台湾』商周出版.

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