カーリース「月額重視」の落とし穴! 8割超が想像以上の総額に「高かった」の現実
カーリース市場の拡大が続くなか、契約者の半数以上が支払総額の詳細を把握せずに契約し、約8割が想定超過の負担を実感している。複雑な料金体系と月額表示中心の慣行が透明性を欠き、消費者理解を妨げているのが現状だ。業界には料金表示の標準化やデジタルツール活用、消費者教育の強化が急務であり、これらが信頼回復と市場成長の鍵を握る。
月額払いの盲点突く契約実態

カーリースは近年、車購入に代わる有力な選択肢として存在感を高めている。契約者は車を購入せず、一定期間・一定条件で借りる。期間中は毎月定額のリース料を支払う。
リース料には車両本体価格に加え、自動車税や重量税、自賠責保険料が含まれる。メンテナンス費用込みの場合もある。契約期間は一般的に3~7年で、満了後は返却、再リース、買い取りから選べる。
メリットは初期費用の少なさ、契約満了ごとの新車乗り換え、維持費込みの定額制など。一方で、走行距離やカスタマイズの制限、満了時の精算費用や中途解約時の違約金など注意点もある。
その手軽さが支持を集める一方で、契約前に総支払額を試算していないケースが多い。ジョイカルジャパン(東京・千代田)の調査では、契約経験者の
「50.5%」
が総額試算をせずに契約。多くが契約後に想定以上の負担を感じている。月額払いの魅力の陰に、構造的なリスクが潜んでいる。