「神戸の玄関口」が廃墟同然? 駅直結モールは空き区画「7割」という現実、神戸市は再生ビジョンを描けるか
					神戸市の新神戸駅直結商業施設「コトノハコ神戸」(中央区北野町)が廃墟同然の厳しい状態だ。市のイメージにも悪影響を及ぼしているだけに、神戸市は活性化に乗り出した。				
				
				新神戸再開発の今と過去

コトノハコ神戸が入るのは1988(昭和63)年、中央市民病院跡地に開業した複合施設「新神戸オリエンタルシティ」。
地下3階、地上37階建ての高層ビルで、低層階に売り場面積約1万8000平方メートルのコトノハコ神戸とアニメやゲームを原作とした作品を上演する約800席の2.5次元劇場、中高層階に客室約590の「ANAクラウンプラザホテル神戸」が入る。
もとはダイエーグループの施設だったが、ダイエーの経営再建で手放された。商業施設も、
新神戸オリエンタルパークアベニュー
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新神戸OPA
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新神戸オリエンタルアベニュー
と変遷し、2019年からコトノハコ神戸になった。運営は現在、JLLリテールマネジメント(東京都千代田区)が進めている。