なぜマツダは「国内市場」を強化するのか? 全販売のわずか「1割強」なのに──トヨタ技術との共存、今後どうなる
マツダは2024年度にグローバル販売130万台超、うち米国で43万台と約3割を占める。米国依存のリスクを背景に、国内市場を単なる販売拡大ではなく構造改革の場と位置づける。新型ハイブリッドの投入や販売網再編を軸に、顧客体験の質向上と安定経営を目指す挑戦の全貌に迫る。
顧客選択を見据えた再設計
マツダが掲げる強化は、単なる量的拡大を意味しない。企業価値の再構築を指している。市場と需要は必ずしも一致しない。これは、顧客に対してマツダがどのように選ばれたいかを具体的に示す再設計である。
この変化を企業の論理だけでなく、社会全体の変化の兆しと捉えることで、新たな視点が見えてくる。消費者である私たちも、この変化にどう関わるべきかを問われている。