5色の回転灯、なぜパトカーは「赤」で作業車は「黄」なのか?

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回転灯の色は5種──赤・黄・青・緑・紫。それぞれの色に明確な法的意味と運用ルールが定められている。救急車は年間771万件超も出動し、赤色灯の意味を知らぬままでは“妨げ側”になる恐れも。知られざる制度の背景と、私たちの責任を掘り下げる。

回転灯の色ごとに取るべき適切な対応

回転灯の色とその意味。LED回転灯.comより(画像:サインモール)
回転灯の色とその意味。LED回転灯.comより(画像:サインモール)

 法律で認められている回転灯の色には、それぞれ明確な意味がある。各色の回転灯を備えた車両は、その目的に沿った行動が求められる。同時に、一般車両のドライバーもその意味を正しく理解し、適切に対応する必要がある。

 例えば、赤色の回転灯を装備する緊急車両のひとつである救急車は、極めて高い頻度で出動している。総務省の速報値によれば、2024年の出動件数は前年比1%増の771万7123件。約4秒に1回という計算になる。公道で遭遇した場合は、路肩への一時停止などで進路を妨げない配慮が必要だ。そのためにも、サイレンや回転灯にすぐ気づける運転環境を整えておきたい。

 黄色の回転灯を点灯している道路維持作業車に出会った場合は、作業エリア周辺の安全に特に注意を払うべきだ。青色の回転灯を備えた防犯パトロール車は、地域の安全維持のために巡回している。走行速度が遅めであることもあるが、その理由を理解し、無理な追い越しなどは避けたい。

 緑色の回転灯は、大型トレーラーや誘導車に装備されるケースが多い。車体が大きく、小回りがきかないため、車間距離をしっかり確保し、車線変更時にも注意が必要だ。紫色の回転灯は停止車両が発する信号であり、追突事故を避けるためにも周囲の状況を的確に確認しながら通行すべきである。

 このように、回転灯の色はそれぞれ明確な用途が定められている。これは「道路運送車両法の保安基準」において、「他の交通の妨げとならないようにする」という目的に基づいている。色の意味と法的背景を理解しておくことが、回転灯をつけた車両に対する適切な配慮につながるはずだ。

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