なぜ自動車ディーラーは「自爆営業」に追い込まれるのか? 上司に相談すれば「お前が悪い」と叱責、過酷な無償労働の実態を考える

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自動車ディーラー営業は、月間販売目標という厳しい数字のプレッシャーと、顧客対応の過酷な現場にさらされている。営業マンの多くは自腹や無償サービスを強いられ、心身を消耗する実態がある。筆者自身の経験も踏まえ、断りづらい構造のなかで追い込まれる営業現場の実態と、その背後に潜む問題点を明らかにする。

営業マンの数字への執念

自動車ディーラーのイメージ(画像:写真AC)
自動車ディーラーのイメージ(画像:写真AC)

 自動車ディーラーの営業職と聞いて、どのようなイメージを抱くだろうか。清潔なスーツに身を包み、明るい笑顔で丁寧に接客する姿を思い浮かべる人も多いはずだ。

 しかし、その華やかな表面の裏には、

「毎月の販売ノルマに追われる過酷な現実」

が存在する。時には自己犠牲も辞さず、数字を追いかける営業マンたちがいる。

 本稿は、かつて筆者(宇野源一、元自動車ディーラー)が経験したディーラー営業の現場から、契約を勝ち取るためにどこまで踏み込むのか、表には見えない営業マンの“必死さ”の実態を伝える。

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