ロシア・ベラルーシ航空大手で新たに制裁違反発覚! そもそも制裁に効果はあるのか

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アメリカ商務省は14日、輸出管理規則(EAR)に違反している可能性のあるロシアとベラルーシの航空機10機を追加で公表した。対象リストに掲載されることにより、どのような制限を受けるのか。

EAR違反の可能性は合計153機

ベラルーシの国営航空会社「ベラヴィア航空」のB737-500(画像:123RF)
ベラルーシの国営航空会社「ベラヴィア航空」のB737-500(画像:123RF)

 アメリカ商務省は2022年4月14日、アメリカ合衆国商務省産業安全保障局(BIS)を通じて、4月8日に発効した輸出管理規則(EAR)に違反している可能性のある、ロシアとベラルーシの航空機10機を追加で公表した。

 これらの航空機は対象リストに掲載されることにより、どのような制限を受けるのだろうか。併せて、ロシアとベラルーシに課せられている制裁の実効性について、今回リポートする。

 今回アメリカ商務省が公表した10機の内訳は、ベラルーシの国営航空会社であるベラビアが所有する7機のボーイング737、ロシアのハンティ・マンシースクに本拠地を置くUtairが所有する2機のボーイング737、およびロシアのフラッグキャリアであるアエロフロートが所有する1機のボーイング737である。

 今回の追加措置により対象リストが更新され、違反可能性のある航空機はロシアが所有または運航している146機、およびベラルーシが所有または運航している7機の合計153機となった。なお、対象リストには、次の情報が掲載されている。

・航空機の所有者または運用者
・国籍
・テールナンバー
・シリアルナンバー
・機種

 このうちテールナンバーは、航空機登録記号ともよばれ、自動車のナンバープレートのようなものであり、航空機の尾翼の下あたりに表示されている。このテールナンバーにより、対象の航空機であるかどうか識別できる。

 なお、リストに掲載された航空機は、給油はもちろんのこと、メンテナンスや修理、ならびにスペアパーツの提供を受けられない。