自動車減少で見直される「道路の役割」 再整備で子育て世代にとって魅力的になる?

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自動車減少で、まちの再整備に注目が集まっている。実は子育て世代にとっても魅力的な機会になるという。

多様性なニーズに応える場所へ

ウーブン・シティ(画像:トヨタ自動車)
ウーブン・シティ(画像:トヨタ自動車)

 東京都心もさいたま市も交通の便が良く、車社会ではない。そのため、都市部と地方とでは同じようにことを進めることは難しい側面もある。しかし、他の地域に先駆けて新しい道路の在り方を提示できるだろう。

 世界的に注目を集めているトヨタ自動車が静岡県裾野市に着工した実証実験都市ウーブン・シティは「ヒト中心の街」をコンセプトのひとつに掲げ、役割の異なる三つの道路が街を通ることを想定している。

 そのうちのひとつは「歩行者専用の公園内歩道のような道路」だ。入居者の受け入れは2025年からと予定されている。順調に計画が進めば国の政策に先駆ける形で「新しい道路」が実現することになり、近未来のまちづくりの参考となるか注目したい。

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