「技術の日産」は蘇るか? 7500億円赤字とEVシフトの遅れ…鴻海と禁断の蜜月? シャープの二の舞避けられるか
日産自動車は7500億円の巨額赤字を計上し、経営再建の岐路に立たされている。電動車シフトの遅れと過剰投資の影響で、業績は深刻な状況に陥る中、鴻海との資本提携が新たな転機を迎えようとしている。シャープの事例を踏まえ、日産は再び輝くための存在意義を問われている。
シャープ再生の教訓とリスク

7500億円という巨額赤字を抱えた日産に突きつけられているのは、単なる経営再建ではない。「日産は何のために存在するのか」という、存在意義そのものの再定義である。
鴻海との経営統合は、たしかに再建の切り札となりうる。一方で、日産が自らのアイデンティティを再構築できなければ、鴻海傘下に入ったシャープと同じ道をたどるリスクもある。シャープの事例は、資本注入と合理化だけではブランドも市場も守れないという教訓を示している。
日産が再び輝くには、「技術の日産」を超える新たな存在意義を示すことが不可欠だ。鴻海との統合を通じて、シャープの轍をどう回避するか。日産の未来は、まだ自らの選択によって決まる段階にある。まさに今、その岐路に立っている。