「技術の日産」は蘇るか? 7500億円赤字とEVシフトの遅れ…鴻海と禁断の蜜月? シャープの二の舞避けられるか
日産自動車は7500億円の巨額赤字を計上し、経営再建の岐路に立たされている。電動車シフトの遅れと過剰投資の影響で、業績は深刻な状況に陥る中、鴻海との資本提携が新たな転機を迎えようとしている。シャープの事例を踏まえ、日産は再び輝くための存在意義を問われている。
鴻海・日産・シャープ連合が描く未来

三社連合が有機的に機能すれば、
・日産の「販売網」
・シャープの「エレクトロニクス技術」
・鴻海の「大規模生産力」
を統合した、日本発のEVコンソーシアムが成立する可能性がある。
この枠組みは、テスラやBYDとは異なるビジネスモデルを提示しうる。特に法人向けフリート市場や、東南アジア・中南米といった低価格帯市場で競争優位を築ける可能性がある。
一方で、リスクも小さくない。日産が技術主導権を失えば、市場での存在感は曖昧になる。鴻海主導の合理化が過度に進行すれば、日産ブランドは中身のない看板と化す恐れもある。
単なる効率化ではなく、三社連携によって新たな付加価値を創出できるか。それが成否を分ける最大のポイントとなる。