吉祥寺で何が起きているのか? 30~40代が「3000人流出」 外国人は13%増加! それでも愛されるワケ 再浮上のカギとは?

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地価35%上昇、店舗賃料は月額100万円超も――住みたい街ランキング常連の吉祥寺が揺れている。小売の寡占化、住民層の変化、個性の喪失。人気の裏で進行する“居心地の崩壊”を、データから読み解く。

個性ある店舗減少の危機

吉祥寺(画像:写真AC)
吉祥寺(画像:写真AC)

 飲食店ドットコムによると、2025年の吉祥寺駅周辺での直近1年間の店舗賃料相場は以下の通りだ。

・平均坪単価:3万530円
・最高坪単価:9万9000円
・最低坪単価:4678円
・一番多い階:地上1階

賃料分布を見ると、「20~40万円」(25.1%)と「100万円以上」(26.8%)が最も多いゾーンだ。中小規模店舗でも月額賃料が数十万円の物件が当たり前になっている。実際、吉祥寺本町2丁目の重飲食可物件は15.14坪で賃料41万7000円だ。

 一方、隣駅の三鷹では賃料相場が大きく異なる。同じく飲食店ドットコムによる2025年のデータは以下の通りだ。

・平均坪単価:2万514円
・最高坪単価:6万6827円
・最低坪単価:5428円
・一番多い階:地上1階

賃料分布では、最も多いのは月額20~40万円のゾーン(46.2%)で、月額100万円を超える物件は全体の7%に過ぎない。吉祥寺は明らかに家賃が高い。これでは、大手チェーンや企業だけが家賃を支払えるため、個性的な店舗の新規進出が難しくなり、減少するだろう。

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