引退車両が海外で大活躍! 日本の技術が「途上国」の発展に貢献する根本理由
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鉄道車両のリユース・リサイクルは、環境負荷軽減やコスト削減の観点から重要な役割を果たしている。国内外での活用事例が増加する中、特に東南アジアでは日本の中古車両が高い需要を誇る。しかし、2023年にインドネシアが中古車両輸入を禁止し、新たな挑戦が浮上した。
海外でリユースされ活躍している理由

鉄道車両が海外でも再活用される主な理由は、その価格にある。最近の新車両は1両あたり約1.5億から2.5億円で、新幹線の場合は約3億円に達することもある。高額な鉄道車両だが、解体にも費用がかかる。
例えば、2023年に小樽市総合博物館で展示されていた電気機関車2両が解体された際、施設維持補修費として3000万円の予算が計上されていた。この金額は決して安くない。しかし、廃棄車両を国内外に販売または譲渡すれば、鉄道会社は解体費用を節約できる。
中古車両を購入する側にもメリットがある。特に東南アジア諸国では、日本の中古車両が人気だ。新車両が高額で手が届かない発展途上国では、日本の中古車両はメンテナンスが行き届いており、比較的安価で編成を揃えられる。
また、東南アジアの鉄道は、日本の鉄道と似た規格(線路幅や電圧)で運行されているため、中古車両の転用にかかる技術的な障壁が低い。このような要因が重なり、特に海外で鉄道車両のリユースが進んでいる。