高速道路にある「黄色いアレ」は何? どんな役に立つ? 重大事故を防ぐ立役者、その未来を考える

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高速道路の安全対策として欠かせないクッションドラム。衝突時の衝撃吸収性能を実証する一方、飛散や転落といった新たな課題も浮上。進化を続けるその安全性を探ると共に、さらなる改良の必要性を考察する。

衝突衝撃緩衝具として活用されるワケ

クッションドラムの衝突実験データ(画像:秩父産業)
クッションドラムの衝突実験データ(画像:秩父産業)

 秩父産業(千葉県松戸市)は、過去にクッションドラムの実車衝突実験を実施している。実験によれば、衝突速度60km/hでのクッションドラムおよびコンクリートバリアへの衝突時の最大加速度は、3点式シートベルトの安全限界値を大きく下回った。

 3点式シートベルト使用時の乗員保護における加速度限界は25Gとされている。これに対し、丸型クッションドラムを3基組み合わせた場合の最大加速度は約16Gだった。角形クッションドラムを3基使用したケースでは、ドラムへの衝突時に約5G。さらにその1m後方にあるコンクリートバリアへの衝突時には、加速度が約1Gにまで低下していた。

 特に角形クッションドラムの効果は顕著だ。無拘束状態での加速度限界とされる5Gを下回っており、高い衝撃吸収性能が実証された。

 高速道路などで日常的に目にするクッションドラムは、重大事故の抑制に貢献している。しかし、現状で課題や改善の余地はないのだろうか。

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