テスラの強み、「EV」だけじゃなかった! “第2の柱”が年率100%成長、蓄電池で日本逆転なるか!? 新エネルギー覇権争奪戦、勝者は誰だ

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テスラのエネルギー貯蔵事業が急成長を遂げ、EV事業に次ぐ重要な柱として浮上している。2023年第2四半期の売上高は、エネルギー事業が前年比2倍の30億ドルに達し、国内外での導入が加速中。メガパックやパワーパックを中心に、電力需給の安定化や災害時のバックアップ電源として、産業用途での活用が進んでいる。テスラの戦略を軸に、日本企業の未来も注目される。

日本の電力安定化を担う新戦力

近鉄・東花園駅に設置されたテスラのパワーパックなどの装置(画像:近畿日本鉄道)
近鉄・東花園駅に設置されたテスラのパワーパックなどの装置(画像:近畿日本鉄道)

 日本でもテスラの大型蓄電システムの導入が進んでいる。2023年5月には、仙台パワーステーション内の系統用蓄電所にメガパックが設置された。さらに、滋賀県米原市の国内最大級の蓄電所「米原湖東蓄電所」でも、2027年からメガパックの運用が始まる予定だ。これらの施設では、電力需給の調整や再生可能エネルギーの効率的な運用に貢献すると期待されている。

 鉄道業界でも、テスラのパワーパックの活用が広がっている。各社が持続可能なエネルギー戦略を進めるなか、蓄電システムの導入がさらに加速する可能性がある。

 近畿日本鉄道は2019年からパワーパックを導入。大阪府東大阪市にある近鉄奈良線・東花園駅の隣に位置する東花園変電所には、42台のパワーパックと変圧器、遮断機が設置されている。この変電所は、鉄道の架線や駅、信号、踏切への送電を担い、他の変電所にも電力を供給する。

 パワーパックの導入により、鉄道事業者のエネルギー管理は大きく変わりつつある。電力需要のピークカットや災害時のバックアップ電源として機能し、安定した運行を支えている。

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