地方の「共倒れ」を防げ! JR四国×徳島バス、JR東日本×岩手県北バス…相互直通・共同運行で「地域交通」は救えるか? 鉄道とバスは敵同士ではない

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鉄道と路線バスの協働が進むなか、地域公共交通の再生に向けた新たな道が開かれている。JR四国と徳島バスの事例に見る、運行効率の向上や経済的メリットは、今後他地域にも波及する可能性を秘めている。

JR東日本エリアでも新たな協働

岩手県北バスのウェブサイト(画像:岩手県北バス)
岩手県北バスのウェブサイト(画像:岩手県北バス)

 JR東日本盛岡支社と岩手県北バスは、2025年4月から共同経営を開始すると発表した。

 この取り組みでは、JR東日本の山田線盛岡~宮古間の乗車券を所持している利用者が、JRの列車と106バスの両方に乗車できるようになる。106バスは、国道106号線にちなんで名付けられ、地元ではその名称が定着している。事前実験の結果、2025年1月末までの10か月間に、1日平均約34人がJRの乗車券を使ってバスを利用していたことがわかっている。

 この新しいサービスにより、利用者は移動手段として鉄道とバスを自由に選べるようになり、従来の鉄道とバスが連携していない状況と比較して、運賃面でも利用者にとってメリットがある。

 また、公共交通全体の利便性向上が期待され、鉄道事業とバス事業の連携による相乗効果が見込まれる。

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