車検証の「裏側」がスゴかった! リコール情報、整備履歴…アプリで一元管理! 7割が電子化に期待の現実

キーワード :
2023年1月に開始された電子車検証は、車両情報の一元化と利便性向上を実現し、業界全体の効率化を加速させる可能性を秘めている。約7割の利用者が電子化のメリットを実感する中、ICタグの空き領域を活用した新たなビジネスモデルの創出に期待が高まっている。

空き領域利活用サービス

電子化された車検証のサンプル(画像:三和綜合印刷)
電子化された車検証のサンプル(画像:三和綜合印刷)

 2023年1月から、電子車検証の交付が開始された。これにより、従来の車検証はA6サイズ相当の厚紙タイプに変更され、券面には継続検査や変更登録等に影響されない基礎的な情報のみが印刷されることとなった。車検証にはICタグが貼り付けられ、全情報はそのICタグ内に記録される。

 従来は車検証の交付を受けるために運輸支局へ出頭する必要があったが、電子化により整備事業者などの事業所で車検証の有効期限を更新できるようになった。これにより、車検証をオンラインで更新できるようになり、運輸支局へ出頭する手間が省けることになった。また、ICタグの空き領域を有効活用するために「車検証の空き領域利活用サービス」が導入された。

 このサービスでは、車検証のICタグ内の空き領域にアプリケーションを搭載し、車検証保有者の利便性を向上させることができる。車検証の空き領域利活用ポータルサイトの説明によると、国土交通省への事前申請と承認を得た後、事業者側がアプリを開発し、国土交通省システムとの接続テストを経て、車検証の空き領域にアプリを搭載し、書き込みや読み取りが可能となる仕組みだ。

 一見複雑に思えるが、実は非常に利便性が高い。この稿ではその理由を詳しく解説する。

全てのコメントを見る