マイナ免許証、本当に便利? 3月いよいよ開始! 手数料は? 紛失時は? 徹底解剖!オンライン講習、住所変更…得する人、損する人
導入による変更点

運転免許証の更新手続きにおいては、これまで通り更新の期間(誕生日の1か月前から誕生日の1か月後まで)、受付日、場所は変更がない。しかし、マイナンバーカード(マイナ免許証)の導入により、いくつかの変更点が加わることになった。
主な変更点は、更新手数料と講習受講料である。マイナ免許証を選択した場合、これまでと異なり「優良運転者講習」や「一般運転者講習」の受講方法として、オンライン受講が新たに加わることになった。
更新手数料については、これまで2500円だったが、神奈川県警察のウェブサイトに基づくと、次のように変わる。マイナ免許証のみの場合は2100円、マイナ免許証と運転免許証の両方(2枚持ち)の場合は2950円、従来の運転免許証のみの場合は2850円となる。
また、講習手数料についても、従来は500円から1350円だったが、今後は対面受講とオンライン受講で料金が異なる。対面受講の場合、優良運転者講習は500円、一般運転者講習は800円、違反運転者講習は1400円となる。オンライン講習は新たに導入され、優良運転者講習と一般運転者講習の両方で200円の料金が設定される。オンライン講習は、誰でも受けられるわけではなく、マイナ免許証を所有していることが条件であり、マイナ免許証のみまたはマイナ免許証と運転免許証の両方を選択する必要がある。このように、手数料に違いがあるものの、
・無事故・無違反の「優良運転者」
・軽微な違反のみの「一般運転者」
は、オンライン講習を受けることで、従来よりも安価で更新手続きを済ませることができるというメリットがある。
オンライン講習の導入によって得られる最大のメリットは、好きな時間に講習を受けられる点である。従来、講習は免許センターでの定められた時間に受けなければならず、タイミングが合わないと長時間の待機を強いられることがあった。しかし、オンライン講習では事前に好きな時間に受けられるため、免許更新にかかる時間が短縮される可能性が高い。さらに、視力検査や写真撮影などの手続きを免許センターで行う際も、滞在時間が短縮されることが予想される。
また、住所変更手続きの効率化も大きな利点だ。これまでは引越し後、住所変更のために市役所などで手続きを行い、その後、免許センターや警察署で住所変更をする必要があった。しかし、マイナ免許証では、マイナンバーカードの情報と共有されるため、市役所などで一度住所変更を行えば、免許証の住所変更も自動的に処理される。これにより、手続きが大幅に効率化される。
一方で、デメリットも存在する。マイナ免許証では、免許証の情報がICチップに記録されており、券面には有効期限などの免許に関する情報が記載されないため、すぐに有効期限を確認することができない。また、万が一、マイナ免許証を紛失した場合、再発行の手続きが煩雑になる。再発行には、マイナンバーカードの再発行手数料(800円)と免許証の再交付手数料(1500円)を支払う必要があり、さらに従来の免許証の再発行手続きの場合は、手数料2550円がかかる。このため、紛失時の手続きに時間と手間がかかる点はデメリットといえる。