「JR東海批判」元国交相のSNS炎上! 新幹線の炭酸水160円「二度と買わない」発言は正しかった? 利用者の意識を考える

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赤羽一嘉議員が新幹線車内販売の価格に批判を示した一方、価格設定には鉄道業界の経営判断や国際的な動向が反映されている。消費者心理を理解しつつ、価格に対する認識のギャップを縮めることが、今後の建設的な議論につながるだろう。

消費者心理と価格ギャップ

新幹線(画像:写真AC)
新幹線(画像:写真AC)

 赤羽氏の発言を検証すると、新幹線の車内販売価格を「通常価格の1.5倍以上」と比較するのは適切ではなく、鉄道会社の経営判断や国際的なトレンドを考慮すれば、価格設定には一定の合理性があることがわかる。

 一方で、消費者の心理として、日常的な価格感覚と大きく乖離した価格に不満を抱くのは理解できる。しかし、それが即「酷い」と断じるのは短絡的であり、鉄道サービスの提供形態の変化を踏まえた上で冷静に評価する必要がある。

 新幹線の車内販売価格は、単なる「物の値段」ではなく、「移動空間におけるサービスの一環」として捉えるべきだ。今後、消費者と鉄道会社の間で価格に対する認識のギャップが縮まることが、より建設的な議論につながるだろう。

 ただ、赤羽氏の発言に悪意があるようには見受けられず、軽いノリで発言した可能性が高い。そのため、SNSの自由な意見交換の場を守るためにも、過度な批判は避けるべきだろう。

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