飛行機と鳥が衝突「バードストライク」の脅威! 年間1500件も発生、そもそもなぜ衝突するのか?
航空機事故のリスクを高めるバードストライク。2023年には日本で1499件の衝突が発生し、その約4割が夜間に起きている。衝突による損傷はエンジンやノーズが多く、航空業界では新技術を活用した対策強化が急務だ。
空のモビリティ安全性向上の必要性

バードストライクの約4割が夜間に発生していることが確認されている。現行データでは、約6割の鳥の種類が不明だ。このため、鳥の生態に基づいた対策を講じるために、DNA鑑定などの新技術を活用し、鳥の特定を進めることが検討されている。
空は地上に比べて障害物が圧倒的に少なく、事故発生率は低いとされている。しかし、事故が発生すると墜落のリスクが高く、搭乗人数も多いため、重大な事態に繋がる可能性がある。
衝突は鳥にとっても災難だが、空を飛行する人間にとっては、悲劇を減らすために空のモビリティの安全性を向上させることが課題だ。今後、さらに効果的な対策の確立が待たれる。