飛行機と鳥が衝突「バードストライク」の脅威! 年間1500件も発生、そもそもなぜ衝突するのか?

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航空機事故のリスクを高めるバードストライク。2023年には日本で1499件の衝突が発生し、その約4割が夜間に起きている。衝突による損傷はエンジンやノーズが多く、航空業界では新技術を活用した対策強化が急務だ。

空の脅威、バードストライクの実態

飛行機(画像:写真AC)
飛行機(画像:写真AC)

 鳥は人々に癒しを与える存在である一方、飛行機にとっては空中で競合し、航行の妨げとなるリスクをともなう。最悪の場合、墜落事故を引き起こす可能性もある。最近の韓国の航空機事故では、バードストライクの可能性が取り沙汰されており、鳥が空の交通に与える影響をデータとともに検証する。

 バードストライクとは、飛行機が空中で鳥と衝突する現象であり、鳥が飛行機の進行方向に現れると、衝突が起こることがある。この現象は特に空港周辺や鳥が飛ぶ高さで飛行する飛行機が遭遇しやすい。

 飛行機が鳥と衝突すると、衝撃で機体に傷がついたり、エンジンに鳥の体の一部が入り込んだりすることがある。特にエンジンに不具合が生じると、最悪の場合、エンジン停止に繋がり、飛行機が墜落するリスクが高まる。

 バードストライクの影響は、鳥の種類や衝突の強さによって異なる。小さな鳥でもエンジンや風防ガラスにダメージを与えることがあり、大きな鳥との衝突では機体の構造に深刻な損傷を与える可能性がある。このため、航空業界ではバードストライク防止策が重要視されている。

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