電車待ちの「イライラ」なぜ減った? 約25年で10ポイントも低下! 長年の調査で判明した鉄道利用者の意識変化とは
「電車待ちのイライラ」が20年以上で10ポイント以上低下――博報堂生活総合研究所の調査によると、1998年に74.7%だった「待ち時間のストレス」を感じる人の割合が、2024年には63.9%に減少した。スマートフォンの普及、運行情報の充実、駅ナカ施設の進化が要因と考えられる。待つ時間はもはや「退屈な時間」ではなく「活用できる時間」へ。モビリティ環境の変化が、移動の価値観にも影響を及ぼしている。
6割が待ち時間にストレス、緩和の兆し

博報堂生活総合研究所は2024年10月、生活者の意識や行動を追跡する長期時系列調査「生活定点1992-2024」の最新結果を発表した。同調査は1992(平成4)年に開始され、隔年で実施されており、2024年で32年目を迎えた。調査項目のひとつに「電車が来るのを待っている時間にイライラしますか?」という問いがある(この項目の初出は1998年)。1998(平成10)年の調査では、「イライラする」と答えた人が74.7%に達していた。しかし、2024年の調査ではその割合が「63.9%」にまで低下している。
依然として6割以上が待ち時間にストレスを感じているものの、20年以上の推移を見る限り、着実に「イライラしにくくなっている」といえるだろう。