JRバス片道無料券で佐野市へGO! 「JRE BANK」の謎特典…その驚きの効果と利用者のホンネとは?
2024年5月にサービスを開始したJR東日本グループのネットバンク「JRE BANK」では、特典が注目を集めている。特に、佐野行きのバス無料券が旅行促進にどれほどの影響を与えているか、利用者の反応を通じてその実態が明らかになった。13人が実際に利用したこの特典、ポジティブな反応が多数を占め、JR利用促進にもつながっている。
目的別利用状況と旅行スタイル

片道無料券が特典として届いたため、使いたいと考える人が一定数存在した。実際にこの券を利用したのは13人だった。
そのうち、目的地が不明で、バスに乗ること自体が券の消化が主目的である可能性がある人が4人、目的地が明確だった人は筆者を含めて9人だった。
目的地の内訳を見ると、9人中6人がラーメンを、5人がアウトレット(バスが通る)を、4人が佐野厄除け大師を訪れていた。さらに、9人中8人が日帰り、ひとりが宿泊を伴う旅を選んだ。佐野市外に足を運んだのは9人中ふたりで、大半は佐野市内の日帰り旅行に利用された。
無料バスを往路または復路に使った人について、7人の交通手段が明確になった。3人は同じバスで戻り、4人は電車を利用した。電車を使った4人のうち3人は、運賃4割引の特典を活用していた。また、ひとりはグリーン券を使用していた。
この特典について言及しているSNSの投稿は他にもあったが、実際に使おうとしたのは15人だった。そのなかで、半数がラーメンを食べに行くことを目的としており(複数回答)、アウトレットを目的にした人はふたり、佐野厄除け大師を訪れた人はひとりだった。
佐野市に住んでおり、東京・新宿行きが目的と思われる人もいた。利用しづらいと感じた人もいたが、後に前向きに使おうとする人も見受けられた。