「ベビーカーうざい」「車椅子うざい」 公共交通マナーで“ネットの声”が偏る理由! 高齢者が先導? 残念ですが大半は穏健な常識人でした
公共交通マナー問題は、ネット上での激しい炎上と偏った意見により、社会観を歪めることがある。しかし、実際の利用者の声は多様であり、過剰な反応は問題解決を妨げる要因にもなり得る。
炎上の主役は誰か? 高齢者層の過激化

興味深いのは、ネット上での批判的な声が
「高齢者層」
によって主導されているという調査結果だ(前述の大規模調査)。
従来、高齢者はインターネットリテラシーが低いとされてきたが、近年ではスマートフォンやSNSの普及により、この層のネット参加が増加している。その一方で、高齢者層は生活環境の変化や社会的孤立によるストレスを抱えやすく、ネット上で感情的な発言を行う傾向がある。
また、高齢者が公共交通を利用する機会が多いため、公共交通マナーに関する議論に積極的に参加する背景もある。優先席の譲渡問題や車内の騒音に敏感であり、自らの視点が唯一の正義であると考える傾向が強い。この
「自分の経験が全て」
という視点が、過激な発言を生む原因となっているのだろう。