さらば駐車券! ナンバープレート管理の「コインパーキング」が注目されるワケ! AI導入精度99%も、その課題とは?

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駐車場システムの進化が止まらない。“囲いのない”コインパーキングが導入され、利便性と安全性が向上する一方、設置コストも最大約100万円削減可能に。ナンバープレート認識やAI活用が主流となる中、地域全体での情報共有や料金体系の一律化など、さらなる改善が求められている。

進化する駐車場

コインパーキング(画像:写真AC)
コインパーキング(画像:写真AC)

 近年注目されているのが、“囲いのない”コインパーキングだ。

 従来のコインパーキングは、精算しないとゲートのバーが上がらず外に出られない、または車を動かせなくする仕組みが一般的だった。しかし、AIカメラを活用して車のナンバープレートを自動認識し管理することで、駐車料金の未払いを物理的ではなく精神的に抑制することが可能になった。ほとんどの利用者が適切に料金を支払う傾向にある。

 利用手順は簡単である。難しい手続きは特に必要ない。

1.駐車場に入り、空いているスペースに車を停める。
2.駐車場から戻った際、精算機や専用アプリで車のナンバーを入力する。表示された車の画像に対して「はい」を選択し、精算する。
3.車に乗り込み、出庫する。

 なお、駐車料金の無料サービスや割引が提供されている場合は、レシートのQRコードをスキャンすれば問題なく利用できる。料金未払いで出庫した場合、次回利用時に請求されるなどの措置がとられる。

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