初代レクサスNXの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(18)
初代レクサスNX200tは、発売から8年経った今でもその魅力が色あせない。俊敏な加速、優れた燃費性能、広大なサブトランクなど、初代モデルならではの魅力は依然として高評価を得ている。特に、300万円台で手に入る新古車は、レクサスならではの高級感と安全性を求める消費者にとって魅力的な選択肢だ。
やばいポイント2「パワフルで好燃費」
初代NX200tに搭載されたエンジンは、レクサス初の直噴2リッター直4ターボで、最高出力238ps、最大トルク35.7kg・m(1650~4000rpm)を発揮する。このエンジンは、1740kgの車両を0-100km/hで7.0~7.1秒で加速させる、スポーツセダン並みの俊敏さを持つ。
実際、このエンジンは翌年、上級モデルのRXにも搭載されるほどの性能を誇り、静かでありながら俊敏なSUVとして、今でも非常に魅力的だ。さらに、初代NX200t Fスポーツのカタログ燃費は13.0km/Lで、筆者の実燃費も10km/Lを下回ることはなかった。
現行モデルのNX350 Fスポーツでは、市街地でのカタログ燃費は8.7km/L、平均で11.7km/Lとなっており、初代モデルの燃費のよさが際立っている。
新型NX350 Fスポーツの0-100km/h加速も7秒をわずかに切るため、加速感はほぼ同じだ。つまり、初代NX200tは、10年前のモデルにもかかわらず、排気量が400cc増し、8速ATを搭載した新型と同等の力強さを持ちながら、優れた燃費性能を誇る。