初代レクサスNXの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(18)

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初代レクサスNX200tは、発売から8年経った今でもその魅力が色あせない。俊敏な加速、優れた燃費性能、広大なサブトランクなど、初代モデルならではの魅力は依然として高評価を得ている。特に、300万円台で手に入る新古車は、レクサスならではの高級感と安全性を求める消費者にとって魅力的な選択肢だ。

やばいポイント1「ダントツに静粛」

トヨタ自動車の本社(画像:AFP=時事)
トヨタ自動車の本社(画像:AFP=時事)

 筆者が初めてNXに乗った際、同乗者からよく

「これはハイブリッドですよね」

といわれた。車好きの人たちもほぼ例外なく同じ反応を示す。それほどまでに、初代NX200tの2リットルターボエンジンと6速ATの相性がよいことを示している。また、ボディ剛性や遮音性にも優れており、そのためハイブリッド車(HV)と勘違いされるのも無理はない。

 とはいえ、2014年に登場したガソリン車のSUVが8年経った今でも「ハイブリッドでは」といわれるのは、購入後に最も驚いた点だ。確かに、CX-5などのクリーンディーゼル車にも乗ったことがあるが、その加速時に発生する音はそれなりに大きく、NXと比較すると静粛性には差がある。

 それでも、何度もHVを経験したことのある人たちからの初めてのコメントが「ハイブリッドでは」だった。

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