日産ディーラーの悲鳴 マーチ消失で、現場から「国内向けモデル必要」の声! 車種削減と販売低迷の現状とは
型式不変、競争力低下の懸念

現在、国内の日産ディーラーで購入できる新車のラインアップをご存じだろうか。以下にカテゴリー別に整理した。
・電気自動車(EV):アリア、リーフ、サクラ、クリッパーEV
・コンパクトカー:ノートオーラ、ノート
・ミニバン、ワゴン:エルグランド、セレナ
・SUV:エクストレイル、キックス
・セダン:スカイライン
・スポーツ:NISSAN GT-R、フェアレディZ
・商用車:キャラバン、NV200バネット、AD、クリッパー(バン、トラック)、アトラス
・軽自動車:ルークス、デイズ、クリッパーリオ
日産のウェブサイトでは、ノートとオーラを別の別枠として紹介し、ミニバンには商用車ベースのキャラバンやNV200バネットを含めている。このような方法は、あたかも「選択肢が多い」と感じさせる印象を与える。
一方、10年前の2013(平成25)年12月時点の日産車のラインアップはどうだったのか、インターネットで当時のウェブサイトをアーカイブしているサイトを見つけたので、それを参考にして確認してみた。
・EV:リーフ、e-NV200
・コンパクトカー:ジューク、ノート、ノートメダリスト、キューブ、マーチ
・ミニバン、ワゴン:エルグランド、セレナ、ラフェスタハイウェイスター、ウイングロード
・SUV:スカイラインクロスオーバー、ムラーノ、エクストレイル
・セダン:シーマ、フーガ、スカイライン、ティアナ、シルフィ、ラティオ
・スポーツ:GT-R、スカイラインクーペ、フェアレディZ
・商用車:AD、ADエキスパート、NV350キャラバン、NV200バネット、バネットバン、NV100クリッパー、NT100クリッパー
・軽自動車:デイズルークス、デイズ、モコ、NV100クリッパーリオ
これらを比較すると、10年間で大規模な車種のリストラが行われたことが明らかだ。特に、コンパクトカーは大幅に減少し、セダンは大衆向けの手頃な価格帯の車がほとんど姿を消した。
驚くべきことに、10年前と同じ型式の車が現在も販売されており、例えばエルグランドやスカイライン、GT-R、フェアレディZなどは改良が施されているものの、型式自体は変わっていない。
法規制に対応するための措置である部分もあるだろうが、このような状況では販売現場の負担が増し、国際的な競争力を維持するのは困難で、減収減益を招くのは避けられないだろう。