最高時速110km! 中国製電動キックボードは「日本の高速道路」を爆走できるのか? 法規制と技術革新の狭間で考える

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電動キックボードの技術進化は目覚ましく、海外では高出力モデルが登場。しかし、日本では規制が厳しく、高速道路走行の可否を巡る課題が浮上。高出力車両の導入には法的なハードルが多く、今後の規制動向が注目される。

中国製品が示す新時代のモビリティ

EV(画像:写真AC)
EV(画像:写真AC)

 21世紀は「電池の世紀」ともいわれており、小型蓄電池の性能向上により、新たな製品の開発が加速している。

 進化した携帯電話やポータブル音響機器、スマートウオッチ、そして電気自動車(EV)がその代表例だ。同時に、手軽に利用できる新たなモビリティも次々と登場している。

 そのなかで注目すべきが、電動キックボードだ。

 ここでは、中国のINMOTION社が開発した『INMOTION RS』を例に挙げる。この車両は、前後に2000Wのモーターをそれぞれ搭載し、最大8400Wの出力を誇る強力なキックボードだ。最高時速は約110km、0から48km/hまでの加速はわずか3.5秒で、50%の坂道も走行可能な性能を持つ。

 動画で見る限り、非常に魅力的な製品に思える。しかし、もしこのINMOTION RSが日本に導入された場合、どのような影響を及ぼすのだろうか。

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