「卑怯だ」「単なる言い訳」 警察の“隠れた取り締まり”に集まるモヤモヤの正体、この行為はアリか? それともナシか?

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スピード違反や一時停止違反の取り締まりについて、見えない場所での警察の行動に対して「卑怯だ」という反発がある。しかし、令和5年の交通違反総数は453万件で、そのうち一時不停止が28.3%を占めている。合理的な取り締まりが求められる中、ドライバーは自己責任を自覚し、安全運転を心がける必要がある。

他責をしないマインドが重要

車両を停止させたパトカー(画像:写真AC)
車両を停止させたパトカー(画像:写真AC)

 令和6年度版警察白書の「違反種別ごとの交通違反取り締まり状況」によると、令和5年の交通違反総数は453万8639件で、その中で「一時不停止」が126万7094件を占めており、構成比は28.3%とトップだった。2位は「最高速度」で、構成比は19.8%となっている。特に「卑怯」とされがちな取り締まりが、このふたつのトップを占めている。

 筆者(喜多崇由、フリーライター)は、決して

「盗人にも三分の理(悪事を働く泥棒にも、それなりの理由があること)」

を主張したいわけではない。違反は違反だ。ただ、不合理な取り締まりを繰り返し「卑怯だ」というイメージだけが広がるのは、

「道交法の目指すところ」

ではない。不本意な摘発に遭ったドライバーが「運が悪かった」と感じてしまうと、次回は「気をつけなくては」と思うことができず、安全の促進にはつながらない。

 これを改善するためには、まず警察が取り締まりを行う際に

「なぜ見えにくい場所で取り締まりを行っていたのか」

を説明する必要があるだろう。事故の多い場所には、監視カメラや「取り締まり強化」の看板を設置して、違反者が出ないように対策を講じるのもよいかもしれない。

 また、ドライバーはどのような状況でもルールを守り、安全運転を心がけることが欠かせない。

「卑怯」
「ただの点数稼ぎ」
「運が悪かった」

などと考えずに、「ルールを破った自分が悪い」と自覚する必要がある。他責するドライバーが減れば、事故の発生率も徐々に減少し、このような不毛な議論もいずれなくなるだろう。

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