駐車場の「斜め駐車」がとっても危険な理由 リスクを減らすための具体的対策とは

キーワード :
,
駐車が苦手な人は多く、特にバック駐車が難しいと感じる人は全体の61.4%にものぼる。斜めに駐車すると「ドアパンチ」や接触事故のリスクが高くなるため、対策としてはパーキングアシスト機能を使ったり、後輪を意識して練習するのが効果的だ。まっすぐ駐車するコツを身につければ、駐車の苦手意識を克服できる可能性が高い。

斜め駐車を回避するポイント

カーナビのバックモニター(画像:写真AC)
カーナビのバックモニター(画像:写真AC)

 もうひとつの方法は「駐車の苦手を克服する」ことだ。それは無理だと感じるかもしれないが、コツをつかむと意外と簡単になる。そのコツは「後輪」を意識することだ。駐車スペースに対して斜め45度の位置からゆっくり後退し、内側の後輪を中心に円を描くイメージでバックすると、駐車しやすくなる。

 落ち着いてゆっくりと、内側の後輪を固定するポイントまで下がる。目印は、駐車したいスペースの白線より少し内側だ。一時停止して、ハンドルを内側に切る。そして、ゆっくり後退を始めると、内側の後輪は隣の車両から少しずつ離れていく。次に反対側にも注意を払う。ミラーや目視で白線と平行になっていることを確認したら、もう一度止まってハンドルをまっすぐに戻す。そして、まっすぐに後退すれば駐車完了だ。

 繰り返しになるが、バック駐車時に内側の後輪を中心にコンパスのように円を描くのがコツだ。もちろん、駐車場によって状況は異なるので、周囲の安全を十分に確認することが大切だ。自宅の駐車場などで繰り返し練習すると、感覚とコツをつかむことができるだろう。

 駐車場でよく見かける斜め駐車には「ドアパンチ」や「接触事故」の危険がある。駐車時には、

「一発で駐車したい」
「何度も入れ直すのは恥ずかしい」

といった心理が働くかもしれない。しかし、中途半端な駐車になるくらいなら、まっすぐ駐車できるまで焦らず何度でもやり直すことをおすすめしたい。

 もしバック駐車に苦手意識を持っている人は、パーキングアシストなどの最新装備を活用したり、コツをつかんだりするまで練習してみるといいだろう。

全てのコメントを見る